新型コロナが引き続き猛威を振るっており、大阪だけでなく、東京でも新規感染者が増加している。和歌山でも増え、20日には新規感染者数が50人を超えた。県では14日から29日まで紀北地域の5市4町の住民に、不要不急の外出を控えるよう求めていたが、21日には全県民に対して要請した。

 ワクチンもまだまだ行き届かず、今後さらに感染者の増加が懸念される中だが、来週には大型連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まる。平日に3日休みを取れる人なら、29日から5月9日まで11連休となる。カレンダー通り休める人なら、少なくとも4、5連休となる。

 市場調査会社・インテージ(東京)が今月2~5日に15~79歳の男女2660人に聞いた全国調査では、GWの過ごし方(複数回答)で最も多かったのは「自宅で」の76%。コロナ禍前の2019年(53%)と比べると大きく増えている。このほか運動や近所の公園、寺社へ行くなどコロナを意識した密回避の行き先などは増える一方、旅行や行楽地、映画館などは減少傾向となった。やはりコロナを警戒して外出する人は少ないようだ。それでも観光地などには、都市部などからの一定数の観光客が来ることが見込まれるので、感染拡大が気になるところだ。

 ネットで連休中のおうち時間ランキングを調べてみると1位はドラマや映画鑑賞。他は片付けや読書、食事のテイクアウト、資格取得勉強など。動物園や水族館のオンライン配信、オンライン飲み会、おうちカラオケ、おうちキャンプと、コロナ禍で始まった過ごし方もランクインしていた。筆者も4連休はありそうだが、外出できないとなると楽しみも半減する。充実したおうち時間を過ごせるように準備しておきたい。(城)