シニア世代のスポーツの最高峰、日本スポーツマスターズのゴルフの部の県予選が13、14の2日間、印南町古井のラ・グレースゴルフ倶楽部和歌山コースで開催され、長岡正博さん(57)=日高川町小熊、長岡塗装店代表=が優勝、山﨑幸二さん(55)=御坊市薗、山﨑鉄筋工業代表=が準優勝。地元勢が上位を独占する活躍で、9月に岡山県で開催される本選への出場切符を獲得した。

 日本スポーツマスターズは、かつてオリンピックや全日本選手として活躍したトップアスリートと、日々練習を重ねてきた各地域の選手が同じ舞台で日本一をかけて戦うことができる大会。軟式野球、サッカー、水泳など13競技あり、2001年宮崎大会をスタートに、毎年開催されている。

 ゴルフの部は55歳以上が対象。各都道府県から代表3人が出場し、個人と団体で順位を争う。昨年は新型コロナ禍で中止となったため、今年は2年ぶり。

 県予選には県内の24人が参戦。初日の成績で上位8人が2日目の決勝ラウンドに進み、本選切符を手にできる上位3位以内を目指して真剣勝負を繰り広げた。

 一昨年、初出場で初優勝を飾り、本選でも個人12位と好成績を収めた長岡さんは、今回も実力を発揮。出足はスロースタートとなったが、その後はしっかりと立て直し、初日75で首位。2日目も安定したゴルフでさらに1つスコアを伸ばし、74でフィニッシュ。トータル149で見事2連覇を飾った。

 山﨑さんは今回が初出場。初日、本調子とはいかない内容で79の5位タイ。決勝ラウンドは「最後まで集中力を切らさないことだけを考えてプレー」し、長岡さんと同じ2日目のベストスコアとなる74でフィニッシュ。トータル153の2位へと順位を上げ、本選切符を手にした。

 2人は「この時期は芝の状態がベストではなく、風もある難しいコンディションだったことを考えると、上出来のスコア。本選では個人、団体とも表彰台を目指したい」と意気込んでいる。