御坊市が進めていた野口オートキャンプ場の施設整備工事が完了し、飼い犬を自由に走り回らせることができるプライベートタイプのドッグランが完成した=写真=。

 プライベートドッグランはキャンプ場の超ビッグサイト(1区画で約500平方㍍以上)内に設置。広さは約24㍍×13・5㍍で、大型犬でも広々と走り回れる。フリーのドッグランとは違い、他の利用者が入ってこないため、気兼ねなく利用できるところが売り。ドッグランがあるキャンプ場は全国的に珍しくないが、区画内に設置されているプライベートタイプで、これほどの大きさは少ないという。

 野口オートキャンプ場はこれまで、日本RV協会公認で日本最大のキャンピングカーオーナーズクラブ「くるま旅クラブ」(会員約7000人)、フェイスブックで国内最大級の「キャンピングカー倶楽部」(約4000人)と連携し、魅力の発信に成功。キャンピングカーオーナーからライトキャンプ層へと波及効果が広がり、利用客の増加につながったとみられている。

 「キャンピングカーの聖地」としてプロモーションを進めている市は、キャンピングカーオーナーの意見を取り入れ、今回の事業を実施。プライベートドッグランのほか、電気設備、ダンプステーション(汚水廃棄施設)の設置を行った。工事費の総額は約580万円。

 予約や問い合わせは市のホームページやふれあいセンター℡0738―23―5669。