写真=「お気軽にお持ちください」と中村さん

 御坊市薗のATARU.CAFE(中村直樹さん経営)は、4月1日から日本たばこ協会等の使用済み加熱式たばこ機器リサイクル事業の対象が全47都道府県に拡大するのを受け、御坊市で初の回収店舗となった。

 加熱式たばこは、タバコ葉を燃焼させずに加熱して使用する喫煙具。日本では2015年から発売されている。使用済み機器のリサイクル事業は昨年2月から、日本たばこ協会、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン、日本たばこ産業(JT)がスタート。現在は22都道府県で実施しており、4月1日から全都道府県約1200店舗で行うことになる。

 中村さん(48)は2011年から同店をオープン。昨年、厚生労働省の受動喫煙防止対策が施行されてから、「たばこは吸えますか」との問い合わせが増加。「たばこを吸うお客様にも憩いのひとときを提供したい」と、たばこ販売の許可を得て取り扱いを始めた。今回はリサイクル事業が全国に拡大するのを受け、店内に回収箱を設置。回収対象は、「Plооm(プルーム)」「glо(グロー)」の2種類となっている。

 「ある程度たまってから持参していただいても大丈夫です。どうぞお気軽にお持ちください」と話している。

 また、比較的多く普及しているとみられる「iQОS(アイコス)」は対象にはなっていないが、「使用済みのものがたまって困っている方はご相談ください」としている。

 問い合わせは中村さん℡090―1585―1070。