写真=優勝旗を掲げて紀州由良ナイン

 一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会関西連盟和歌山ブロックの第50回関西連盟春季大会予選は13日、由良町民グラウンドで6チームによるリーグ第5戦があり、紀州由良が有田を1―0で下して優勝。南部が和歌山を3―1で退けて準優勝を決め、日高地方勢が上位2枠の本戦(4月10日~、大阪シティ信用金庫スタジアム等)出場権を独占した。

 紀州由良、南部とも3勝1敗で迎えた最終戦。第1試合の紀州由良は6回、花田が内野安打で出塁すると、内野ゴロ2つの間に三進し、投手暴投で決勝の本塁を踏んだ。守っては先発・畑中が変化球を主体に要所を締めて散発4安打で完封。バックも無失策で快投のエースをもり立てた。

 南部は初回2死から新の死球、杉本の右前打で一、二塁とし、中元の左中間適時打二塁打で先制。さらに暴投で1点を追加した。なおも三塁に走者を置いて伊藤が左中間へ適時二塁打。この回3点を挙げ、守っては先発・杉本が4回の1失点のみで完投した。

 紀州由良、南部とも4勝1敗で並び、順位は直接対決の結果で決定。紀州由良の原政隆監督は「試合を重ねるごとにミスが減り、第3戦を落とすもよく踏ん張った。関西大会は昨秋に続いて2季連続。秋のベスト16を上回る8以上を目指して頑張りたい」、南部の橋本昌幸監督は「最終戦は、最後まで気を抜くことなく、守りに入らず攻めきれた。冬場のしんどい練習の芽が出たかな。関西大会では優勝目指して頑張ります」と話していた。

 紀州由良、南部のメンバーは次の皆さん。

 紀州由良=川口隆司(会長)、原政隆(監督)、原啓介、石方雄基、朝間茂教、仮谷宗彬(以上コーチ)、畑中捷吾、川口晴久、室涼雅、長濵心夢、芝田蒼空、花田悠月、笹唯太、岡川翔建、堀端朔、中井貴、松山晃大、奥地陸斗、戸田悠斗、石谷泰雅、栗山慎之介、河口慶次郎、谷口由磨、山本健心、野﨑健友、尾藤日悠河、岩橋凜空、岡来輝、笹晶、井原拓夢、前川歩輝、井藤凛、柴田美音、竹山晴翔、北村朱輝斗、中村綱二朗、井上日光、中村汰門、上田涼恩▽南部=池田尚仁(会長)、橋本昌幸(監督)、竹中孝昇、中谷寛孝(以上コーチ)、植快成、白石泰海、新結百、杉本一世、中元煌翔、伊藤怜矢、脇田侑、南晟太郎、眞田侑和、廣岡秀真、田中悠心、江川慶臣、山本将誠、下村弦生、廣畑斗環、上田優陽、樫本旬夏、井上誠視、池田一太、草間弥力、楠本龍生、小谷侑裕、山本颯太郎、関悠希