先日、JA紀州女性会の皆さんが実施しているフラワーアレンジメント教室を取材した。
卒業式を控えた小中学生を対象に行われており、花の産地として、地域で栽培されている多くの花に触れる機会になっている。フラワーアレンジメント体験は、在校生が作って卒業生に贈ったり、卒業生が作って、持ち帰ったりと内容は学校によって異なるが、いずれにしても、卒業式を彩るアイテムになっている。
今年は湯川中学校さんで実施された様子を取材。同校では、3年生がフラワーアレンジメントに取り組んだ。スターチス、カスミソウ、ガーベラ、カーネーション、スイートピーなどを使って、女性会のメンバーに教わりながら、必要な長さに茎を切ったり、丸くかわいらしい仕上がりになるように考えながら専用の保水スポンジに差したりと、楽しみながらも真剣に「いいものを作りたい」と思いながら作業しているように感じた。あとから聞くと、出来上がった花籠は卒業式を終え持ち帰り、中学3年間の感謝を込めて、家族にプレゼントするという。生徒たちはそのために一生懸命作っていたのかと納得。思いを込めて作ったこと、プレゼントしたときのこと、受け取り、子どもの成長を感じたこともきっといい思い出になるのだろう。
先生以外の他人から何かを教わる経験なども新鮮で、花育以外、様々な要素がある取り組みだと感心。しかし、日高地方の全ての学校で実施されているわけではなく、学校の希望に沿って行われ、今年は中学校5校、小学校21校で開催。今年に限っては新型コロナ対策で断念した学校もあったようで、各校の事情も違うだろうが、多くの学校で採用になり、貴重な体験ができる子が増えればいいと思う。(陽)


