エコキャップ運動を知っていますか?。ペットボトルのキャップを収集し、そのリサイクルで発生した利益を、発展途上国の子ども向けワクチン代として寄付する運動で、860個のキャップで1回分のポリオワクチンとなる。JA紀州さんは10年以上活動しており、保育園などに協力を求め、自宅で飲んだペットボトルのキャップを園児たちが園に持って行き集め、JAさんが年に1回回収している。
ごみとして処理するとCO2を排出するだけだが、キャップを洗浄、分別して集めるとワクチンとして役立てることができる仕組み。JAさんの取り組みを知り、筆者もキャップをJA本店の回収ボックスに入れるようになった。
ポリオ(急性灰白髄炎)は脊髄性小児まひとも呼ばれ、ポリオウイルスによって発生し、主に感染した人の便を介して感染。子ども、特に5歳以下がかかることが多く、手足の筋肉や呼吸する筋肉等に作用してまひを生じることがある。永続的な後遺症を残すこともあり、特に成人では亡くなる確率も高くなっている。日本では、1940年代頃から全国各地で流行がみられ、63年から定期接種が行われるようになった。治療薬のない病気で、予防が唯一の撲滅手段。ワクチンを接種すれば、99%の人が十分な抗体を獲得できるという。
現在、世界中で新型コロナの猛威に立ち向かっており、ワクチンの存在が将来の安心や平穏な日常を期待する光になっている。未だポリオの脅威にさらされている子どもたちにとっては、捨ててしまうものが光になる。回収キャップの輸送時やリサイクルで生じるCO2排出量など問題もあるようだが、ポリオ撲滅まであと一歩。救える命を救い、地球上からウイルスを1つ一掃しよう。(陽)


