写真=リノベーションを進める空き家の前でメンバー
ジェンダーレスの社会を目指し、持続可能な開発目標「SDGs」の取り組みを行っている御坊市の男女共同参画推進グループ、ウイズ・ア・スマイル(木戸地美也子会長)が新しく、市内で空き家再生プロジェクトを始めた。空き家をリノベーションし、所有者と借りたい人をつなげる取り組み。地域の協力を得ながら、メンバー一人ひとりが輝き、生き生き活動している。
メンバーは日高地方の女性12人、男性1人の計13人。今年度から会長を務める木戸地さん(36)が、空き家問題に関心があり、空き家について「物騒で怖い」「にぎわいがなくてさみしい」という地域住民の声に対し、「私たちの世代が何とかして盛り上げられたら」と、グループの活動として、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」で、3年間のプロジェクトをスタートさせた。
所有者から無償で借り受け、直しながら活動拠点として活用。その後、さらに借りたい人が見つかるようPRし、所有者と借りたい人をつなげる。モデルケースとなる1軒目は木戸地さんが前々から気になっていたという熊野地内、野口へ通じる県道沿いにある三角屋根の木造平屋。調べると、同級生(平野住香さん)の父で、近くに住む平野均さんが持ち主と分かり、無償で提供してもらった。
昨年11月から本格的に作業開始。2週間に1回のペースでメンバーが集まっている。野口の槇島建築がDIYやリノベーションのアドバイザーで協力。名屋町の木村仮設㈱に無償で、重機を使って片付けを手伝ってもらった。約10畳の屋内整理や掃除が終わり、外の農業用ハウスをサンルームに改造したり、トイレを設置したりしようと、いまは外に生えている竹や草木を撤去中。今後、屋内に敷く畳をはじめ、譲りものばかりで仕上げ、メンバーが主催するイベントの会場にも活用できるようにする。
女性が中心のグループで、「立派なものをつくる」より「多くの人の交流」を重視。和気あいあいと作業が行われている。木戸地さんは「コロナ禍の新しい取り組み。一人ひとりがつながるきっかけづくりにしたいですね」。「声かけがあったときは気軽に参加してください。興味のある人は私やメンバーにお問い合わせください」と話している。


