来月14日のバレンタインデーを前に、全国の百貨店やスーパーでは特設コーナーを設け、バレンタイン商戦まっただ中。御坊市湯川町財部のオークワロマンシティ御坊店でも催し物会場に特設売り場を設置し、有名な洋菓子メーカーやショコラティエなど高級路線の商品から、馴染みのある食品メーカーのチョコレートなど約600種の商品が取りそろえられている。

 同店のバレンタイン特設売り場は、1階のエスカレーター横にあるセントラルホールに、今月7日からオープン。今年は新たに、要冷蔵の生チョコを販売するため冷蔵庫も導入。高級チョコレートをディスプレイしている22台のショーケースには、かわいらしい動物の絵柄のものや花を型取ったもの、真っ赤なハートなど美しさに目を奪われるチョコレートや、アルコール、抹茶を使用しているもの、素材にこだわったものとそれぞれの好みに応える充実したラインナップ。価格も数百円から3000円ほどと幅広く取りそろえられている。人気キャラクター「ポケモン」のデザインの商品や各ブランドシリーズの中で高価なパッケージなど、すでに完売している商品も多く見られた。

 途切れることなく入れ替わり訪れる買い物客は、一つ一つじっくり吟味しながら見て回り、「プレゼントする相手それぞれに合わせて選んでいます。たくさんあって迷います」「いつもお世話になっているお友達に配ります」などと話し、楽しそうに選んでいた。「自粛生活なので、自分用にちょっとぜいたくなチョコを買いに来ました」という人もいた。

 特設売り場を担当する岡田佳代子チーフによると、同店では毎年、高価な商品ほど早く完売する傾向にあるが、今年は特に顕著で、売り場を開設して10日ほどでシリーズすべてが完売した商品も。飲食店の人が、客に配布するためまとめ買いをするが、コロナの影響か今年は例年より少なく、逆に自分で食べるという人が多い印象。岡田さんは「見ているだけでも楽しくなる商品を取りそろえていますので、ぜひお立ち寄りください。ご希望の商品が売り切れる場合がありますので、本命の方も、義理の方も、お早めに」と話していた。