写真=キクイモ㊧とキクイモの唐揚げを手に新谷さん
健康にいい野菜のキクイモを広く知ってもらおうと、印南町崎ノ原の農業新谷力さん(30)は消費拡大活動を行い、御坊市島のテイクアウト専門店「あげもの屋SUN」で商品化につなげた。同店で唐揚げとして販売されている。
キクイモは血糖値を下げる効果があるといわれる天然のインシュリンの「イヌリン」が含まれている野菜。美容や健康の効果が期待されるポリフェノールも豊富で、近年注目され始めている。日高地方では栽培量が少なく、直売所などに並ぶ程度で家庭の食卓などに登場することは少ないという。
新谷さんは町や地元議員から「耕作放棄地対策として栽培してみてはどうか」と勧められ、2015年から栽培を開始。当初の栽培面積は約3㌃だったが、現在は約20㌃となった。春に種イモを植え、11月ごろから収穫。収穫したキクイモはこれまで市場などに出荷していたが、販路拡大を進めようと、あげもの屋SUNに声をかけ、13日から商品として販売がスタートした。同店では皮に栄養があることから、皮を残した状態で煮付け、唐揚げに仕上げた。スイーツのような甘みがあって、おやつとしてもいいという。1パック(7、8個入り)が150円(税別)。
新谷さんは「比較的栽培が簡単。販路を広げ、将来的に産地化できれば」と話している。

