この時期に話題になるのが歳末恒例の年末ジャンボ宝くじ。今年は先月24日から販売を開始し、25日で終了となる。1等の当選金が7億円、1等の前後賞各1億5000万円で、1等と前後賞を合わせると10億円になる。当たれば、まさに億万長者だ。31日の当選番号の発表は固唾を飲みながら見守る人たちもいるだろう▼よくある会話の決まり文句だが、「宝くじなんか当たるはずがない」と買わない人たちが言うと、購入者は「買わなければ当たらない」とお決まりの返し言葉。億単位のお金は一般庶民からすれば、夢のまた夢。しかし、現実に手にする人が全国のどこかに存在するのは確かだ▼そこでどんな人が当たりやすいのかをインターネットで調べてみた。あるサイトには▽ギャンブルに多額のお金を使う▽ネガティブな愚痴ばかり言う▽掃除をさぼる――の3つの行為はタブーで、「お金の神様を遠ざける」と説明。宝くじに当たりやすい人の共通点として「お金を大切にし、考え方がポジティブで、掃除もきちんとする人」と記載してあった。中でもトイレ掃除を怠らないことが重要だという。数年前に放映していたテレビ番組で、宝くじで高額当選を複数回当てたという人が出演し、「まちを歩いている途中にゴミが落ちていたら拾うように心がけています」などと紹介していたことを覚えている▼例え回りに誰もいなくても、お天道様はその人の行為を見ている。仮に宝くじの神様が存在するとすれば、日ごろの素行が当選につながるのは本当なのかもしれない。年末ジャンボの販売終了まであと3日。その間だけでも良い人になって宝くじを購入してみようかと…。(雄)