みなべ町晩稲の南部梅林を運営する梅の里観梅協会(中西久夫会長)は、来年の梅林開園を中止することを決めた。全国的に新型コロナウイルスの感染が急速に拡大してきたことを受けて、安全面を考慮した。

 協会では当初、来年1月30日から2月28日を期間として、一部イベントなどを中止して開園する予定で進め、ポスターも出来上がっていた。今月に入って感染が広がっていることを受け、8日に行った梅林内での剪定作業の際に役員らで急きょ会議を開き、「開園は難しいのではないか」との意見が大半を占め、11日には商店組合との会議で理解を得られたことから、開園しないことにした。

 中西会長は「観梅コースは民家の間を通る所が多く、地域の安全を考えて開園中止とし、駐車場も閉鎖します。どうかご理解ください」と話している。