飲酒の機会が増える年末へ、県警が飲酒運転の徹底的な取り締まりを推進する飲酒運転撲滅プロジェクト「シリウス作戦」で20日夜、御坊市湯川町財部地内の県道で大規模な検問が行われた。

 検問は20日午後10時から、労働基準監督署西交差点南の県道御坊停車場線(通称18㍍道路)であり、御坊署と本部の交通指導課、交通機動隊、機動隊から合わせて35人、車両13台が参加。南進、北進の両車線でドライバーが飲酒していないか1台ずつ確かめた。

 警察官は運転免許証の提示を求め、飲酒感知器でチェック。「事故が多いので気を付けてください」と声をかけていた。

 21日午前0時までの2時間で約100台を検問。飲酒運転はなかったが、無免許運転1件、チャイルドシート使用義務違反2件が検挙されたほか、県青少年健全育成条例違反が1件あった。

 シリウス作戦は「飲酒運転一刀両断!」が合い言葉。御坊署も湯川地区検問職質作戦を展開しており、交通課の児玉高幸課長は「飲酒運転の検挙はなかったが、抑止も検問の目的の一つ。悲惨な事故を防ぐため、今後も徹底的に取り締まっていきます」と話している。

写真=検問で飲酒ドライバーがいないか確かめる御坊署員ら(20日午後10時半ごろ、御坊市湯川町財部で)