自然災害に備えて救助手法を習得し、隊員の災害対応能力を向上させようと、御坊市消防は26日、野口の河川敷で自然災害対応訓練を行った。
土砂災害発生時、土砂に埋まった人を救助する方法を確認。4日間の日程で、この日は9人が参加し、斜面に埋まった人の救助に有効という「一方掘り救助」、土砂に埋まった人を救助する「内掘り救助」を実践した。
一方掘り救助は、直接近づくと土に圧力が加わり、要救助者に負荷がかかってしまるため、周りにコンパネを敷いて圧力を分散。実際の現場では要救助者にヘルメットやマスク、耳栓、ゴーグルも着用させる。
隊員は指揮者の「ほぐせ」「ながせ」の指示で、要救助者の周りの土砂をスコップで掘削開始。顔の近くは手で作業を進め、「大丈夫ですか」「もうすぐですよ」と声もかけながら、連係して素早く救助した。2つの救助を繰り返し、今後の課題について協議。救命救助班班長の田中健司令は「普段なかなかできない訓練。いつ起こるか分からない自然災害に対応できるよう、今後も訓練の継続で経験を積み、技術や連携の強化に努めたい」と話していた。
写真=一方掘りで救助する隊員


