印南町美里の下津川地内で、そばのかれんな白い花が満開となり、秋空の下でさわやかな風に揺れている。

 地元の田中統(はじむ)さん(67)が面積約10㌃の休耕田を活用して栽培し5年目。地域活性化へそばを地元の名物にしようと、1年目と2年目は子どもらと一緒に種まきや収穫、そば打ち体験、試食も行ったが、3、4年目は田中さんの体調不良などもあり、1人でそばを栽培しただけとなった。今年も9月15日に1人で種をまいて順調に育っており、「また試食会などもできれば」と話している。

写真=白いかれんな花が満開(16日昼撮影)