紀州大水害(7・18水害)発生から67年を前に、日高川町小熊の町防災センターで「水害写真展」が開催されている。9年前の9月に甚大な被害を及ぼした台風12号による紀伊半島大水害と合わせ、水害の恐ろしさを生々しく伝える写真223点と、県土砂災害啓発センター(那智勝浦町)協力の啓発パネル40点、御坊署提供の水害被災写真16点を展示。同センターでは「写真を見ていただいて過去の災害を教訓とし、防災意識を高めてほしい」と話している。
紀州大水害は1953年7月17日から18日、紀伊半島大水害は2011年9月3日から4日にかけて発生し、ともに町内では甚大な被害があった。
紀州大水害の写真は152点。86人の犠牲者を出した旧美山村の「弥谷の山津波」の被災現場、冠水した和佐駅や道成寺駅周辺、日高川の氾濫(御坊市藤田町藤井地内)、流失寸前の野口橋、屋根付近まで水没した民家などをとらえた一枚が並んでいる。紀伊半島大水害でも、椿山ダム下流の激流、皆瀬地内のがれきの山、小釜本地内の水没した牛舎など、水害の恐ろしさを伝える写真がずらり。水害発生当時と、平時の穏やかな風景の写真のセットもあり、被害の大きさがひと目で分かるようにしている。
県土砂災害啓発センターのパネルでは、40点のうち20点で土砂災害の特徴などを説明。残りの20点は土砂災害の恐れがある区域が示された地図(町内7点、その他の日高地方6市町13点)となっている。御坊署提供の写真は、紀伊半島大水害と西日本豪雨の被災地の様子が撮影されている。
展示は9月末まで。平日午前8時半から午後5時15分までの間なら、無料で自由に入場できる。問い合わせは同センター℡0738―24―9280。
写真=紀州大水害の被災写真が並ぶ一角


