人生にはいろんな場面で選択が付きもの。それが「今日のお昼に何を食べようか」という日常的なことであっても、「どの職業に就くか」という大きな決断であっても、一つ一つの積み重ねが、その人の未来を紡いでいく。

 先日、御坊市内の家具屋でフレンチカントリー風のおしゃれなローテーブルを発見。定価6万円程度の品物が、少しキズがあるということで1万円代の格安に。ちょうどローテーブルを探していたところで、イメージしていた引き出しもあり、一目で気に入った。買おうかどうか迷ったが、もっと安いのがあるのではと、つい貧乏性が出てしまい、その時は買わずにネット検索。全く同じ品物を見つけたが、価格は3万円前後で結構高かった。

 といったわけで「傷ものでも安い方がいいだろう」と2日後にその家具屋を訪れると、なんと売却済み。買う気満々だったのでこのショックはなかなかのもの。先に買った人は全く悪くないが、発見したお宝を横取りされたような気分。「どうしてあの時買わなかったのか」と悔やんでも、もう手遅れ。それでも一度火が付いた購買意欲は消えることなく、結局ネット通販で同じ商品を割高で買うことに。「傷ものよりも、どうせなら新品の方がいい」と自分を納得させているが、懐は一気に寒く、やるせない気分はぬぐい切れない。

 この選択が、人生にどれほどの意味を持つのか、それは分からない。ただ、その場で即決して購入していれば悔しい思いはしなくてすんだ。そういえば中学校の恩師が言っていた言葉を思い出す。迷ったらGO…例えささいなことの選択でも、決断力の大切さをあらためて感じる。(吉)