日高川町建設業協同組合の有志13社でつくる「日高川町を良くする会」(北村哲夫会長)は3日、同町に非常食を寄贈した。

 チキンライスやドライカレーなどのご飯類9食、野菜ジュース3本、スープ3つ、ようかん1つ、クッキー2つのセットを70セットそろえた。ご飯類とスープは湯を入れれば食べられるようになる。ご飯類などの賞味期限は約5年間。町では小熊の防災センターなどへ備蓄し、万一の際に町民らに配布する。

 同会は「日高川町を良くするために何かしよう」を合言葉に活動しており、5月下旬には新型コロナウイルス感染拡大防止へマスク1万枚を町内の福祉施設に寄付した。非常食の寄贈は災害多発シーズンとなる梅雨入りの数カ月前に行う予定だったが、コロナ禍の影響で遅れたという。

 この日はメンバー10人が役場町長室を訪れ、北村会長が久留米啓史町長に目録を手渡した。久留米町長は「本当にありがとうございます。大切に利用させていただきます」と頭を下げ、北村会長は「今後も、こういった活動を続けていきたい」と話していた。

写真=寄贈した非常食を前に北村会長㊧と久留米町長