新型コロナウイルスの緊急経済対策で印南町商工会が町と連携し、近く町内全3280世帯にテイクアウトクーポン券を発行する。1世帯につき1000円分のクーポン券(500円券2枚)があり、町内でテイクアウトの料理を提供している寿司屋、定食屋、ピザ屋など15店舗で使用可能。疲弊する町内飲食業の支援とともに、消費者がゴールデンウイーク中もできるだけ外出を自粛できるよう、サポートする。

 商工会によると、新型コロナウイルスの影響を受け、飲食業は歓送迎会や法事、学生合宿の予約がほぼゼロとなっており、中には売り上げが9割減の店もある。そんな中、3密を避けてテイクアウト料理の提供で頑張っている飲食業者を支援しようと、今月16日、商工会が経済対策を要望。チャレンジとスピードアップを3期目の公約に掲げる日裏勝己町長がバックアップを約束し、短期間での事業化となった。

 クーポン券はテイクアウト商品の購入1000円以上で500円券1枚、3000円以上で2枚が使える。使用期限は5月31日まで。各店舗には2日前までに予約しておくこと。クーポン券にかかる予算328万円は町が一般会計の予備費を充当し、全額補助する。クーポン券や対象店舗、メニューが印刷されたチラシは近く町の5月号広報紙とともに全戸配布。対象店舗は随時追加もあり、詳細はチラシに掲載のQRコードからチェックできる。

 中村泰介商工会長は「飲食業者から悲鳴が聞こえてきた。消費者にもゴールデンウイークは自宅でプチぜいたくしてもらえれば。手探りの事業だが、うまくいけば第2弾、第3弾と続けたい」とし、日裏町長は「困っている業者を少しでも支援できれば。商工会と協力して知恵を出し、今後も応援する」と話している。

 テイクアウトクーポン券の対象店舗と主なメニューは次の通り。

 味吉寿司(印南)=オードブル、寿司盛り合わせ▽お多福(印南)=寿司、オードブル▽千草(印南)=カツサンド、オムライス▽森兼 伯寿宴(西ノ地)=寿司、オードブル▽仕出しセンターかどや(島田)=オードブル、にぎり盛り合わせ▽竹乃屋(島田)=定食、おかずのみ▽本家かまどやいなみ店(津井)=幕の内、のりデラックス▽稲田商店(島田)=オードブル、刺し身パック▽LANTERN(島田)=マルゲリータピザ、ベーコンポテトピザ▽割烹吉秀(印南原)=幕の内弁当、寿司盛り合わせ▽辻井旅館(島田)=オードブル、パック料理▽ハンバーグの店海岸通り(島田)=ハンバーグ単品、エビフライとハンバーグ▽華柳(印南原)=弁当、オードブル▽喫茶史(印南原)=定食、やきめし▽Nico Cafe(印南)=日替わり弁当、インド風チキンカレー

写真=チラシを手に握手する中村会長㊧と日裏町長