西陣美術織伊藤若冲展が29日まで、御坊市民文化会館展示室で開催中。伝統の西陣織で江戸時代の画家伊藤若冲の名画を再現している。
主催は西陣美術織若冲全国巡回展実行委員会。西陣織550年、伊藤若冲生誕300年を記念して4年前から全国巡回を始め、御坊市ではおととし10月に開催、2度目の今回は新作10点を含む約60点の西陣美術織作品が並んだ。
伊藤若冲は近年人気の高い江戸中期の画家で、緻密な描写で動植物を美しく鮮やかに描くのが特徴。2016年に東京都美術館で開かれた作品展では期間中に45万人が詰めかけた。御坊会場の来場者にも「あの時に東京まで見に行った」という人がおり、「あんな緻密な絵を、このように織物で再現できるのは素晴らしい」と見入っていた。髪の毛のように細い糸を12色使って織っており、白く見える部分も実は色とりどりの糸が使われている。来場者はルーペで拡大して「真っ白に見えるのにこんなに何色もあるなんて」と感心していた。そのほか、瀬戸内寂聴の絵や書、見る角度によって観音像の浮かび上がる那智の滝もある。
展示時間は午前10時から午後5時まで(最終日は4時まで)。
写真=新作「旭日雄鶏図」㊧等に見入る来場者


