新型コロナウイルスの影響で需要が減少している花の消費拡大を図るため、農林水産省が家庭や職場に春の花を飾って楽しむ「花いっぱいプロジェクト」を推進するなか、JA紀州(芝光洋組合長)も、イベントの中止により使われなくなったスターチスを活用してフラワーバレンタインの取り組みを進めている。
例年、3月は卒業式や送別会など各種イベントで花の需要が最も高まる時期の一つだが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためイベントが中止され、花の需要が落ち込み、価格が下落している。
花いっぱいプロジェクトはこの状況を受け、家庭や職場での花飾りや花の購入促進を図る農林水産省の取り組み。フラワーバレンタインの一環でホワイトデーに花を贈る花き購入施策や胸ポケットに生花のコサージュを挿す取り組みの推進、イベント開催自粛で余った花を産地と生産者で連携して販売するほか、公式SNSを通じて花飾りや花贈りの事例紹介などを行う。
JA紀州は毎年、女性会が主体となり、小中学校で卒業式用にフラワーアレンジメント教室を実施しているが、今年は臨時休校のため中止となった。担当のくらしの活動課は、この教室で利用する予定だったスターチスを同プロジェクトに活用しようと11日、ブーケ作りを行った。茎を短くカットしてリボンで飾り、「スターチスの花言葉『変わらぬ心』」と書いたカードとキャンディーが添えられたブーケをホワイトデー前日の13日午前10時から、同JA本店で来客に配布し、フラワーバレンタインをPRする。
同課の大谷知美課長は「子どもたちが楽しみにしてくれていたイベントが中止になりとても残念。ブーケを配り飾っていただき、地域の皆さんにスターチスが花言葉通り色あせず長く楽しめる魅力ある花であることを知ってもらえれば」と話していた。
写真=イベント用の余ったスターチスでブーケ作り

