関西、中部、四国地方の部隊で編成される陸上自衛隊第4施設団の2019年度定期表彰式が9日、京都府宇治市の施設団本部(大久保駐屯地)で行われ、美浜町の第304水際障害中隊(和歌山駐屯地)が最優秀部隊表彰を受賞した。教育訓練の取り組みや無事故の達成など今年度の活動が認められ、1962年の駐屯地開設以来、57年目にして初の栄誉となった。

 第4施設団は8駐屯地11部隊で成り、災害派遣などの任務は関西、中部、中国、四国エリアを担当。今回、第304水際障害中隊が受けた第3級賞状は、同施設団の団長が所属部隊、隊員に授与できる最高位の賞で、広範・多岐にわたる訓練に積極的に取り組み、厳しい訓練中にも人員、車両等の無事故を達成し、部隊の基盤充実に尽力したことが認められた。

 駐屯地内外の行事での広報活動や地域住民との交流に努め、自衛官の募集に力を注いだことも評価され、先月開かれた同施設団戦技競技会では持続走、分隊障害走、銃剣道の3競技で1位を独占、総合優勝を果たし、施設団最強部隊の実力を見せつけた。

 大久保駐屯地で行われた表彰式では、施設団の小谷琢磨団長から、荒木憲中隊長に第3級賞状が手渡された。

 荒木中隊長は「第304水際障害中隊が第4施設団長から第3級賞状を授与されることは、駐屯地の開設以来57年間で初めてのことであり、隊員一同、大変うれしく感じています。これもひとえに、和歌山駐屯地の活動に対する地域の皆さまからのご理解とご協力のたまものであり、心から感謝申し上げます。これからは、『第4施設団における最も精強な部隊』として誇りを堅持し、日本一の部隊を目指しつつ、引き続き和歌山県のために尽力する所存です」と話している。

写真=小谷第4施設団長(左手前)から賞状を授与される荒木中隊長