御坊市内少年野球協会第26回協会杯の開会式で、西本和明会長は同大会で活躍した選手が今春、県内外の野球強豪高校へ進学すると紹介していた。その選手たちは小さいころから甲子園へ行こうと頑張ってきたとし、あらためて子どもたちにしっかりと夢、目標を持つことの大切さを訴えた。将来の夢は別に何でもいい、先輩たちのようにそれに向かって頑張ってほしいとの開会あいさつだった。
その先輩たちとは昨シーズン、硬式野球で大活躍した中学3年生である。主に紀州由良リトルシニア、和歌山日高ボーイズ/マリナーズのメンバーで、両チームは昨年春にそれぞれのリーグで全国大会に出場。記念すべき令和元年(2019)の和歌山中学硬式野球の頂点を争う県中学硬式野球選手権大会の決勝で激突した。
両チームの3年生は新たな道を進む前に南山野球場で試合を行い、白球を通じての交流で今後の活躍を誓い合った。いずれも当時のエースが先発したガチンコ勝負。終盤まで勝敗の行方が分からない接戦は7回に紀州由良が勝ち越し、9カ月ぶりの再戦も勝利した。試合を取材していると、関西有数の好投手といわれた右腕は以前同様に威力のある速球を投げ、そのボールを強烈にはじき返す選手も見られた。現役引退後も夢を見失わず練習に励み、さらにたくましくなっているなと頼もしく感じた。
OB戦に出場した選手たちが地元の同じ高校で野球を続けてくれたら甲子園に出場できそう。現場にいればそんな夢もみさせてもらえた。多くの選手が地元を離れることになるが、今度は「このメンバーと甲子園で対戦」も夢に加えて頑張っていってほしい。(賀)


