セクシャルマイノリティ(性的少数者)とその理解者のためのグループで、和歌山市を中心に活動している特定非営利活動法人チーム紀伊水道(倉嶋麻理奈理事長)の交流会が23日、御坊市の湯川コミュニティセンターで開かれ、県内の子どもから大人まで約30人が理解を深めた。

 同法人は和歌山市と橋本市で隔月、田辺市で年2回の交流会を開催。「にじわかキャラバン」として、県内ほかの地域に広げていこうと、16日の紀の川市に続き、御坊市で初めて開いた。県男女共同参画センターの「みんなに男女共同参画」提案事業で、HML(ハッピーママライフ)が協力。

 この日は倉嶋さんが法人の活動を紹介しながら、セクシャルマイノリティの基礎知識を語り、多様な性について説明。「性別は男女どちらかであるとは限らない。いろいろな性があり、人の数だけ性がある。身体の性、心の性、社会的性、性的指向はそれぞれあるけど、どれも正解。セクシャリティ(性のあり方)は多種多様なものなんです」と訴えた。

 本人が自分の意思でセクシャリティを第三者に明かす「カミングアウト」については「当事者は相当な覚悟でする。受け止め、信頼を裏切らないで」と強調。「セクシャルマイノリティは特別な存在じゃない。人として当然の権利を求めています。受け入れるということは特別扱いすることではなく、同じ人ととして対等に生きるということ。お互いによく話し合い、理解し合って、お付き合いしていきましょう」と呼びかけた。

写真=セクシャルマイノリティの基礎知識を語る倉嶋さん