16日に和歌山市で開催された第19回県市町村対抗ジュニア駅伝に、わがまち印南町の応援に行ってきた。今年は雨、そして強風の悪コンディションで、向かい風に苦しんだ選手、逆に追い風に乗ってとんでもない新記録が続出する区間もあって、記憶に残る大会になった。各市町とも数カ月間練習を重ね、本番に臨んだ。区間を任された選手、サポートに回った選手、それぞれに思いがあるだろうが、努力の過程はきっと力になっている。何より支えてくれた指導者、関係者、家族らに感謝の気持ちを持つことができたなら、それが一番の収穫ではないだろうか。
個人の力を本番で最大限に発揮し、チーム全体で順位を競う、駅伝は究極の団体スポーツだと以前に書いたが、今でもその通りだと思う。個人のトラック競技では味わえない仲間との一体感や、また競争があり、切磋琢磨しながら結束力も深まっていく。体調や天候にも左右され、必ずしも持ちタイムが一番速い選手がベストパフォーマンスができるとは限らない。そこが難しさであり、面白さでもあるだろう。
毎年、ジュニア駅伝チームを取材させてもらうが、他競技の選手が走ることの楽しさを知るきっかけになっていることが非常に多い。チームのメンバーに選ばれたことから陸上競技を始める選手もたくさんいる。陸上競技のすそ野を広げることに大きく貢献しているし、全国都道府県駅伝で昨年、男子が過去最高の9位を記録するなど、力のある選手を輩出する成果も出ているといえる。地域によっては選手集めに苦労している話もよく聞くが、ジュニア駅伝の選手に選ばれるように頑張るという、子どもたちの目標となる大会であり続けてほしい。(片)

