美浜町地方創生事業「日の岬・アメリカ村の再生とふるさと教育」の一環で、今年8月にカナダを訪問した語り部ジュニア養成教室「Let’s KATARIBE」のメンバーらが22日、町地域福祉センターでカナダ使節団報告会を開き、地域住民ら約80人が訪れた。
語り部ジュニアは特定非営利活動法人日ノ岬・アメリカ村(小薮清信理事長)主催で、昨年春から約20人の児童、生徒が英語と三尾地区のカナダ移民の歴史などを学び、外国人観光客などのガイドができるようレッスンを重ねてきた。その集大成としてカナダを訪問し、現地の多くの日系人と交流、これまで学習したことを伝えた。途絶えかけていた三尾との交流をつなぎ、次の世代へと引き継ぐ使節団としての役目を果たした。
報告会では、カナダ滞在中に訪れた場所や出会った人などを紹介。使節団のメイン行事だった、パウエル村(かつての日系人のまち)で行われた日系人祭り「パウエル祭り」で、現地の人たちに三尾のカナダ移民の歴史を伝え、房州音頭を一緒に踊って交流した様子を動画や写真で発表。このときのプレゼン用に撮影したストーリー仕立てで美浜町や三尾の見どころを紹介する動画も披露した。語り部ジュニアは、これまでの活動を通して「人前で話すことや英語に自信が持てるようになった」「たくさんの人とのつながりを感じた」「言葉の壁は厚いが、越えようとすれば越えられると感じた」などと一人一人感想や思いを発表した。
同法人の理事で使節団団長の柳本文弥さんは、講師や地域住民など協力を得た多くの人に感謝し「出会った人の分だけ子どもたちは成長できた。1期生が活動を終える来年3月までの3カ月間で、これまでの活動の成果を形あるもので残したいと考えている」と話した。
写真=カナダでの活動を発表する語り部ジュニア


