今年の漢字に「令」が選ばれたように、平成が終わり元号が令和になったことが一番印象に残った出来事だったという人は多いだろう。筆者もその一人。新元号が発表されたとき、「ん?」と思った人も多かったのではないか。命令の令、少し冷たいイメージもあったが、万葉集の梅花の歌三十二首の序文から引かれ、「梅のような咲き誇る花を咲かせる日本でありたい」という安倍首相の言葉に印象は大きく変わった。発表から8カ月、令和はすっかり国民の心に馴染み、温かみを感じる元号として受け入れられている。

 今年を振り返ると、梅ならぬ桜の花がいい意味でも悪い意味でも咲いた1年だったといえるだろう。読者の皆さんの1年はどうだっただろうか。筆者も思い返してみて、当てはまる漢字一文字は何かと考えた。出てきたのは「変」。最も大きいことは5月から取材の担当エリアが御坊からみなべ町に変わったこと。それに伴い当然環境や生活スタイルが多少なりと変化した。仕事でもプライベートでも今までと同じことばかりしないという意識に変えられた。すごくいい意味で変な1年だった。

 ことしも残すところ7日。ラストスパート真っただ中だが、来年はどんな1年になるだろうかと、早くも期待は膨らむ。個人的にはすでに2つの目標を立てた。達成できるように自己研さんを積み、努力を怠らない1年にしようと、元旦でもないのに早くも力んでいる。1年後の今ごろには、自身の今年の漢字は「達」といえるように頑張らねば。曜日の関係で年末年始、大型連休になる人も多かろう。どうか英気を養い、皆さんにとって令和2年は元年よりもいい1年になることを願い、筆者今年最後の小欄を締めたい。(片)