美浜町吉原の松てるわ広場で8日、松の木にわらを巻きつける「こも巻き」が行われた。

 広場を管理する一般社団法人煙樹の杜(西垣哲雄理事長)のスタッフ、親子連れなど10人が参加。元植木職人の松本裕さん(77)=吉原=に教わりながら、約60本の松の木にわらで編んだこもを一本一本丁寧に巻き、縄で結んでいった=写真=。

 こも巻きは、江戸時代から伝わる害虫駆除法。こもをまとった松の木は腹巻を巻いているようで、なんともいえない温かみを感じる冬の光景となった。

写真=松の木にこもを巻いていく参加者