師走に入った。気温が下がるこの時期になると、各地でマラソンや駅伝が行われる。先日も大阪マラソンが開催され、抽選で選ばれた市民ランナーら3万2000人が駆け抜けた。芸能人らの姿もみられたほか、仮装して出場する選手も。日高地方でも馴染みのある種目で、各地で大会が開かれ、寒空の下でも楽しみながら健脚を競う姿がみられる。
「もう年だから長距離を走るのはムリ」と考える読者もいるかもしれないが、大会の参加者には意外と中高年者が多い。加えて学生時代に陸上部だったというのではなく、働き始めてから趣味でマラソンを始めたという人が多いのではないだろうか。先月に新宮市と那智勝浦町で開催された天空ハーフマラソンで入賞した日高地方のランナーに走り始めたきっかけを尋ねてみると、「数年前に自宅から勤務先まで走ってみたら案外走れたので、練習して大会に出場するようになった」という60歳代の男性もいた。
大学時代に長距離選手だった知人は「ハーフ程度なら大半の人が、練習次第で完走することができる」と話していた。ポイントは大会には制限時間が設けられているから、ウオーキングよりも少し速いペースで無理せずにゆっくり走ること。練習は走り続けられる時間を少しずつ伸ばし、最終的には2時間程度を走り続けることができるようにすることだという。
走ることは健康を維持するには効果的。マラソンはシューズさえあれば、1人で好きな時間に行うことができる最も手軽なスポーツといえるだろう。大会の出場はともかく、焦らず自分のペースで、体調を考えながら挑戦してみてはいかがだろう。(雄)


