JR西日本とみなべ町は25日、列車走行中の巨大地震発生を想定した避難訓練を行い、町内の全中学生と自主防災組織などから約450人が参加した。

 マグニチュード9・1の南海トラフ巨大地震が起こったと想定。田辺駅発の4両編成の普通列車は下り線を走行中、みなべ町芝地内、第二南部トンネル出口付近で緊急停車した。車内に乗り込んでいた参加者はドアを手動で開け、線路に飛び降りたりハシゴで降りるなどして避難を開始。車掌らが「津波が来るぞ、走って逃げて」と大声で誘導し、生徒らは近くの高台に走って逃げた。南部中生徒会長の谷口大輔君(3年)は「普段できない経験ができて、勉強になりました」と話していた。

 南部中グラウンドで講評があり、豊田泰猛教育長は「もしものときは、皆さんが率先避難者となって行動してほしい」、田辺駅の道本隆文駅長は「できるだけ電車からは飛び降りて、走って逃げることを心がけて」と呼びかけた。

 訓練を見守った和歌山大学地域活性化総合センターの西川一弘准教授も安全な避難をアドバイスした。

写真=列車から降りて線路を避難する参加者