ふるさとを離れた人たちが郷土への誇りを高め、移民の歴史に対する県民の理解を深めることを目的に、初の和歌山県人会世界大会が24日、県民文化会館などで開催される。ブラジル、アメリカなどの海外県人会、東京や東海の国内県人会から約450人が集い、記念式典には一般参加者、来賓を含め約2000人が参加。25日からは県内3コースのふるさと巡りツアーも行われ、美浜町三尾のアメリカ村にも46人が訪れる。
24日の記念式典は県民文化会館で午後4時から。アルゼンチン、ブラジル、東部カナダ、メキシコ、パラグアイ、ペルー、南加(南カリフォルニア)、シアトルの8つの県人会ほか、ニューヨークや韓国で暮らしている和歌山出身者も含め海外から約280人、国内は在京、東海、京都などの県人会から約170人が参加。各県人会への顕彰楯の贈呈、大会宣言、田辺市出身の植芝盛平が創始した合気道の演武、移民の歴史紹介映像の上映などが行われる。終了後の記念コンサートは「島唄」等のヒットで知られる元THE BOOMの宮沢和史をメインに、和歌山児童合唱団、星林高校吹奏楽部も出演する。
25日から27日にかけては、海外県人会のメンバーが紀北、紀中、紀南の3コースに分かれて県内各地を訪問。紀中コースは美浜町にゆかりのある東部カナダ県人会の一行を中心に46人(平均年齢76歳)が参加し、25日は美浜町三尾(アメリカ村)のカナダミュージアム、御坊市の日高高校などを訪問。夜は美浜町の旧三尾小学校で地元主催の歓迎会が開かれ、語り部ジュニアの発表などが行われる。
仁坂吉伸知事は「ねんりんピック(開会式)の坂本冬美さんの歌『ただいま故郷(ふるさと)』にもあったように、海外でふるさとを思いながら頑張ってこられた人たちが和歌山へ帰ってくる。世界各地の同胞と交歓、県民とも交流し、県人会の人たちも私たち県民も互いに喜び、励みになる絶好の機会になるだろう」と話している。

