由良町観光協会(山名実会長)主催のモニターツアーが16日から1泊2日の日程で行われ、国内在住の外国人が町内の寺院を見学、海上クルーズなどを体験した。外国人旅行者のニーズを調査し、受け入れ環境の強化や誘客の推進につなげる目的。参加した外国人は好印象で、「インバウンド向けの観光につなげることができるのでは」という意見も聞かれた。
中国、リトアニア、ベトナム、ロシア、台湾、アメリカ、韓国、ドイツの8カ国計15人が参加。
初日に訪れた興国寺ではゆら語り部クラブの岡﨑八郎さん(81)、角本幸夫さん(77)、川端邦男さん(70)の3人が虚無僧の衣装を着てガイドを務め、境内の見どころを案内。外国人も虚無僧の深編笠(ふかあみがさ)を被るなどして日本文化に触れた。
海上クルーズ体験は神谷漁港から2隻の船に分かれて出航。途中、タイの養殖いけすでエサやりを体験したほか、海面を赤く染めるきれいな夕日に感動した。宿泊した民宿では日本料理を満喫。2日目は門前でミカン狩り体験、白崎海洋公園散策を楽しんだ。
参加者からは「私は中国の内陸で生まれたので、海はとてもきれいだった」「日本の文化や生活が体験できた。旅館の宿泊では日本料理も味わえた」などと好印象。留学生として5カ月前から東大阪に住んでいるというロシア人のユーシュ・マリアさん(19)は、「興国寺は東洋的な雰囲気で、建物の中も素晴らしかった」と感想を話していた。
山名会長は「全体的に喜んでもらえたし、いろんな意見も聞くことができた。今後の誘客の参考にしていきたい」と話していた。
写真=神谷沖でクルーズを楽しむ外国人


