御坊市立図書館主催、第2回ビブリオバトル御坊大会が16日、中央公民館で開かれた。お勧めの本を紹介し合ってチャンプ本を決める書評合戦で、中学生の部に6人、高校生の部に4人のバトラー(発表者)が出場。中学生の部では湯峯叶子さん(日高附属中2年)が紹介した朝井リョウ「世にも奇妙な君物語」、高校生の部では早瀬直輝(まさき)君(日高高1年)が紹介した住野よる「また、同じ夢を見ていた」がチャンプ本に選ばれた。

 中学生の部から順に、1人5分ずつプレゼンを行った。中学チャンプ本の「世にも奇妙な君物語」は「5編の短い話でできているので読みやすく、SNSなど今の時代を描いていて、こわい話が好きな人、伏線や意外な落ちがあるのでミステリー好きな人にもお勧め」と紹介。「リア充裁判」という架空裁判の出てくる話を例に挙げながら面白さを伝えた。

 高校チャンプ本の「また、同じ夢を見ていた」は「幸せは何かということを、中学生の女の子を主人公に3人の年の離れた友達との関わりから考えていく物語」と紹介。人物像などを生き生きと表現しながら「幸せについて考えさせられる本」と訴えた。2人は12月15日に県立図書館で開かれる県大会に出場する。

 湯峯さんは「選ばれるとは思わなかったので驚きました。せっかくチャンプになったからには、チャンスを与えてもらったと思って全国目指して頑張ります」と笑顔。早瀬君は大成中3年だった昨年にも中学生部門で優勝しており、2度目の県大会。「この本の魅力を皆さんに伝えることができたのがとてもうれしいです。県大会では、自分の言葉で自然に語ることができればと思います」と意気込みを話している。

写真=チャンプ本と表彰状を手に早瀬君、湯峯さん