日高地方の秋祭りのシーズンがやってきた。例年同様、2日の印南祭でスタート。午前中は漁港で競り合いが行われ、午後からは川渡り。若中らが屋台や神輿とともに川の中を練り歩く姿は全国的にも珍しく、平日にもかかわらず多くの見物人が訪れ盛り上がった。5日には日高地方最大の御坊祭が行われた。雨が多いといわれる御坊祭だが、今年は晴天に恵まれ、また土曜日開催ということもあって多くの人が詰めかけた。「人を見たけりゃ御坊祭」にふさわしく、身動きが取れないくらいの人だかりで夜遅くまで盛り上がった。

 10月中は毎週末、日高地方各地で祭りが行われる。迫力の獅子舞や四ツ太鼓のサイテクリョーをはじめ、笑い祭の鈴振りの練り歩きや長子祭の鬼の追い出し、下阿田木神社の奉納相撲、須賀神社や紀道祭の馬かけ、由良祭や切目祭の屋台同士を組み合わせる競り合いなど。各祭りに特徴があるので、それぞれの見どころを押さえたいところだ。

 本紙ホームページでは今年も「Smart写真館」で祭りの写真を公開中。8日現在、印南祭を掲載しており、御坊祭も近日掲載。2018年の各地の祭りも掲載しているので、これから祭りを観に行こうと考えている人は、事前に写真で流れを確認し、見どころをチェックしておこう。終わった祭りは随時更新していくので、盛り上がった祭りの余韻はぜひ本紙ホームページで味わってください。Smart写真館は日高新報のホームページ「https://www.hidakashimpo.co.jp/news1/」のトップページからメニューで選択するか、バナーをクリックしてください。(城)