管轄する地域のことを知ろうと、田辺署が25日、みなべ町清川、紀州備長炭の生産者で県木炭協同組合の原正昭組合長の炭焼き窯で製造方法などについて勉強した。

 同署は地域の産業や文化を知ることで地域の安全にもつなげようと、住民らを講師に地域学習に取り組んでいる。今回が11回目で、みなべ町特産の紀州備長炭を学ぼうと、原さんや南部川森林組合の松本貢参事を講師に現地へ出向いた。

 原木のウバメガシが生える山で切り出しなどの作業を見たあと、清川地内の原さんの窯へ移動。「一度に3㌧分の生木を入れて焼き、窯から出して出来る紀州備長炭は約400㌔で、8分の1になります。備長炭は弘法大師が中国から製造方法を持ち込み、その後試行錯誤を繰り返し、いまでは世界一の製炭技術で焼かれています」などと説明した。

 警務課の井原学文課長は「製炭技術だけでなく、山を守る活動など非常に興味深かった。炭泥棒対策の参考にもなりました」と話した。

写真=原組合長㊧から説明を聞く署員