日高川町防災センターで、日高地方各自治体の防災対策に関する情報交換会が開かれた。2016年8月10日に日高地方1市6町が「災害時における応急対策活動の相互応援に関する協定」を締結。以来毎年1回、防災担当者が集まって情報交換の場としており、4回目の今年は昨年9月に日高地方にも甚大な被害を及ぼした台風21号について、それぞれ得た教訓や実際に行った対応、今後の対応策を出し合った。

 停電対策の報告をはじめ、がれきの処理では各市町対応がばらばらだと住民の混乱を招くとして「いい方法を見つけて、足並みをそろえてやれたらと思う」と連携強化の要望が出ていた。ブルーシートの備蓄状況を紹介する市町、それに対してストックをしていないという自治体にとっては今後の検討課題になったのではないだろうか。賞味期限切れが近づいた備蓄食料の取り扱いもそれぞれのやり方を説明し合い、互いに参考にしていた。

 大規模災害の備えは、1自治体では対応しきれない部分がどうしても出てきてしまうと思う。事前に情報を交換、共有しておくと、見習うべきところがあるだろうし、万一の時には足りないところを助け合えるかもしれない。非常時には、知っている、知らない、ただこの違いだけで生死を分けることもある。年に一度の情報交換会ではあるが、有意義な機会といえるだろう。

 この日は防災センターの見学も行われ、備蓄倉庫に入ると、五目ご飯、エビピラフ、牛肉大和煮、ビーフカレー、ポテトツナサラダなどさまざまな種類の食べ物がそろっているのに驚かされた。自分の町にも、あれば助かるな。こんな風に、知ることが行動の第一歩につながる。(賀)