30代以上の3人に2人が歯周病で、年代別虫歯総数は10代後半で3・2本、20代後半で8・5本、30代後半で11・9本と年齢をかさねるごとに増加(虫歯の定義は、未治療、治療済みの虫歯、虫歯が原因で抜歯、機能喪失した歯。厚生労働省の2011年歯科疾患実態調査より)。そんな中、たくさんのオーラルケア製品が日々発売され多くの製品が店頭に並び、予防の大切さが叫ばれている。しかし罹患してしまうとお世話になるのが歯科。

 筆者も先日約10年ぶりに歯科を受診した。ある朝、歯磨きをしたら、1本の歯が歯ブラシが当たるだけで「キーン」と痛いような、なんとも言えない不快な感じ。「むし歯にでもなったかな」と受診する気になった。前回の受診は大阪在住時で、こちらではどこの歯科に診てもらえばいいかと迷いながら予約。初対面の先生が治療前に「初めての患者さんには最初に言っておくのですが、うちは優しい歯医者じゃありません」と言われちょっと焦った。でも、その意味は「せっかく治療に来ているのだから、しっかり治してほしい。そのためには厳しいことも言いますよ」というものだった。「なるほど! そういうことか」と納得。この一言で「先生の言うことを聞いて頑張って治療しよう」と思えた。

 最近はかかりつけ医、薬局をもつことが推奨されているが、歯科も例外ではない。歯周病だけでなく、口腔、咽頭ガンでは年間7400人以上が死亡している時代(17年、国立がん研究センターがん情報サービスより)。治療費が高騰することも多い歯科では特に、信頼でき、治療方針など自分に合った先生に出会えることが大切。かかりつけ歯科医と一緒に口腔内の健康を守り、いつまでもおいしく食事をしたいものだ。(陽)