第10回全日本小学生ボウリング競技大会が3、4日、愛知県の稲沢グランドボウルで開かれ、日高東宝ボウル(御坊市)の県代表2選手が活躍。5年女子の部で由良小の伊藤有来(ゆらい)さんが準優勝し、同男子の部で御坊小の柴田流行(るい)君が6位に入賞した。2人とも前回より順位を上げ、メダルを手に笑顔。さらなる飛躍を誓っている。

 小学4~6年の学年・男女別で、前・後半3ゲームずつの予選を行い、6ゲームの合計得点で上位10人が決勝に進出。さらに3ゲームを行い、合計9ゲームの総得点で競った。

 26人出場の5年女子で伊藤さんは予選を前半500点(161、179、160)、後半504点(156、161、187)の計1004点で2位。決勝も508点(167、181、160)でまとめ、総合1512点で銀メダルを獲得した。

 44人出場の5年男子で柴田君は予選を前半483点(138、153、192)、後半606点(211、215、180)の1089点で10位。決勝も589点(220、180、189)と伸ばし、総合1678点で6位に入賞した。

 2人とも昨年に続いて2回目の出場。伊藤さんは、きっちりスペアを取り、持ち味の安定感を発揮した。前回は3位に2点及ばず4位。今回表彰台(3位以上)に上がるという目標を達成し、「スコアは満足していませんが、うれしいです。来年はいいスコアで、もう1回表彰台に上がりたい」と話していた。

 柴田君は、予選前半に苦戦したが、気持ちを切り替え、後半から猛追。いい流れのまま決勝で、さらに順位を上げた。前回は予選敗退。初の入賞に「うれしいです。でも目標は優勝だったので、悔しい思いもあります。もっとメンタルを鍛えてスコアを安定させ、来年も頑張りたい。それと、もっとボウリングをする子が増えてほしい。みんな一緒にやりませんか」と笑顔を見せていた。

写真=メダルを手に伊藤さん㊨と柴田君