第101回全国高校野球選手権和歌山大会は26日、準々決勝2試合が行われた。第2試合、シード校で今春の選抜ベスト8の強豪・市和歌山に挑んだ南部は、両校合わせて7投手がマウンドに上がる総力戦の熱闘を9回に勝ち越しの1点を奪って制し、6年ぶり21回目の4強入り。27日の休養日を挟んで28日にある準決勝では第1試合(午前10時~)で、37年ぶり夏の甲子園へ最大の難関となる智弁和歌山とぶつかる。
南部
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市和歌山
南部は3回、鎌倉海斗、奈良の連打と四球で2死満塁とすると、三上が選球眼よく押し出しの四球を選んで同点。その裏、勝ち越されたが直後の4回、無死から安井の右前打と周家の左翼フェンス直撃の適時二塁打で追いつき、1死後、鎌倉海斗の右前適時打で試合をひっくり返した。終盤の8回に同点とされても、すぐに挽回。9回、湯川、小竹の連打などで2死三塁の好機を作ると、三上が中堅頭上を痛烈に破る適時二塁打を放ち、再び突き放した。
守っては、登板した3投手とも粘り強い投球を披露。鎌倉海斗が5回6安打2失点と先発の役割を果たすと、2番手・三木も3回3安打1失点と踏ん張った。最終回は周家が先頭打者に安打を浴びながらも盗塁死に助けられ、三塁強襲安打後のピンチは中飛、二ゴロで見事に断った。7回の守備では2死二塁で中堅・安井が足をつるアクシデントに見舞われ、交代。その直後、安井から代わった寒川が中堅後方右を襲う大飛球を好捕し、投手をもり立てた。
奴田、柏山、岩本、小園と4投手を投入する市和歌山に、南部は今大会随所に見せてきた集中打で応戦。9安打のうち8安打を得点したイニングに固め、相手より2安打少なくても1点勝ち越した。
準決勝で対戦する智弁和歌山も選抜8強の強豪。ここ1年の公式戦対戦成績は1勝2敗だが、南部は難関を突破して勢いに乗っており、接戦に持ち込めば勝機が高まりそうだ。
順調に日程が消化されれば、決勝は29日午後1時プレーボール。準決勝第2試合(午後0時半~)のカードは、那賀―熊野。
写真=南部9回、三上が決勝の中越え適時二塁打


