日高地方中学校連盟の総合体育大会は今月上旬から9競技が開催された。3年生にとって最後の公式戦。それぞれ集大成の試合として、県大会に出場する選手、チームの健闘とともに、敗退してしまった生徒には、これまでの練習の成果を発揮し、悔いなく戦えたことを祈りたい。

 筆者は中学当時、軟式野球部に所属。最後の大会は松洋中学校のグラウンドで同校に敗れた。詳しく覚えていないが、味方の頼れるエース左腕がいつも通り好投。ロースコアだったように思う。そんなことを思い出しながら、今年は柔道、バレーボール、バスケットボールの会場を取材で回った。

 バスケの会場に到着したとき、試合は女子の御坊―南部の第3クオーター。大接戦のシーソーゲームが繰り広げられていた。そんな白熱した試合展開のなか、きらりと光る〝プレー〟を発見。接触して転倒した選手に、相手チームの選手が声をかけたり、手を差し伸べたりするシーンが何度かあった。競技部長で日高中学校の柴田耕治校長も講評で述べていたが、見ていて美しい光景に感動。その素晴らしい行動をたたえたい。

 12日に開幕した第101回全国高校野球選手権和歌山大会の開会式、和歌山北の原尻拓実主将が行った選手宣誓の言葉に「野球を通して…人間形成していくこと…を学び」とあった。17日の6日目第1試合、和歌山南陵の岩谷勇希投手がピンチを抑え、チェンジ。マウンドからベンチに戻る際、智弁和歌山のバットを拾い、相手選手に手渡すシーンがあった。「教育上」として応援歌の「お前」が問題となるなか、これからも学生のスポーツは美しい振る舞いができる豊かな人間形成の場であってほしい。(笑)