第2回わんぱく相撲県大会が23日、和歌山市の県営相撲競技場で開かれ、小学6年生の部で井ノ上力也君(野口)が見事優勝し、5年生の部で川口虎眞(とおま)君(同)が準優勝と健闘した。優勝、準優勝者は8月4日に開催される全国大会出場権獲得となり、井ノ上君は3年連続、川口君は初出場を決めた。

 各青年会議所が主催する3つの地区大会、和歌山場所、有田場所、御坊場所を勝ち抜いた優勝者が顔を合わせ、巴戦で熱戦を展開。井ノ上君は2連勝し、川口君は初戦で敗れたが、準優勝決定戦で白星を挙げた。4年生の部に出場した宮下竣伍君は、連敗で惜しくも3位となった。

 井ノ上君は「自分の相撲がとれてよかった。去年の全国大会は1回戦で負けてしまったので、今年は初戦を勝って勢いに乗りたいです」と雪辱を誓い、川口君は「初めての全国大会で緊張するけど、1勝でも多く勝って、応援に来てくれるおじいちゃん、おばあちゃんの喜ぶ顔が見たいです」と意気込みを話していた。

 全国大会は東京都の墨田区総合体育館で開かれ、各学年のトーナメント戦を行い、横綱1人、大関1人、関脇2人、小結4人をそれぞれ決定する。

写真=全国大会出場を決めた井ノ上君㊧と川口君