御坊市のデイサービスセンターごぼうの郷で21日、職員劇団の初公演が行われ、デイサービスや特別養護老人ホーム、ショートステイの利用者約30人を楽しませた。

 演目は尾崎紅葉の小説「金色夜叉」で、業務のあと練習を重ねてきた成果を披露。富豪の富山にお宮が見初められるカルタ会から、お宮といいなずけの貫一が別れる熱海海岸での名シーンを熱演した。

 手作りのセットや効果音を加え、ナレーションに合わせて情緒豊かに表現。細かな表情の変化も見せ、閉幕に会場から大きな拍手が送られた。

写真=貫一、お宮の名場面を演じる職員