高層建造物の事故対応力を高めようと、日高広域消防は24日、印南町の樮川から羽六にまたがる風力発電施設で、高さ約70㍍からの救出訓練を行った。

印南風力発電所の協力で、施設最上部(ナセル)の中で作業員1人が動けなくなったと想定。都市型救助資機材という伸縮性の低いロープを使って活動を展開した。

隊員はタワー内の昇降機で順に上り、ロープをセット。ストレッチャーに乗せたダミー人形とともに、ナセルの荷物搬出口から地上に下りた。ドローンで情報を収集し、地上とナセル内で連携しながら、慎重かつ迅速に救出。タワー内を下ろす訓練も行った。

御坊市消防や発電所関係者も見学。小西威寿消防長は「安全、確実な活動だった。初めての高層建造物での訓練。とても貴重な経験ができたと思う。今後も訓練を重ね、隊員のレベルアップにつなげたい」と話していた。

写真=高さ70㍍の風車から救出活動を展開(印南町樮川で)㊤と人形とともに下りる隊員