近畿大学生物理工学部(紀の川市)の公開講座が11日、御坊商工会館で開かれ、地域住民ら107人が参加して学んだ。
食品安全工学科の岸田邦博准教授が「健康を維持するための食生活」、遺伝子工学科の田口善智准教授が「遺伝子工学が解き明かすがんの生物学~その予防・治療への手がかりを探る~」をテーマに講演。岸田教授は内臓脂肪型肥満をきっかけに「脂質異常」「高血糖」「高血圧」となる状態をいうメタボリックシンドロームと「栄養機能食品」「特定保健用食品」「機能性表示食品」について説明し、「もし『機能性食品でメタボが防げますか』と聞かれたら、『はい、防げます』とは即答できません。『栄養バランスのとれた食生活、運動習慣を送り、その上で機能性食品も利用すれば、多少の効果が期待できるでしょう』というのが私の回答です」と語った。
健康食品の有効性の調べ方として、国立健康・栄養研究所のホームページにある「健康食品」の安全性・有効性情報を紹介。「健康を維持するための食生活はいろいろな食品をバランスよく食べること。健康にいいと言われているものばかり食べるのはよくありません。世の中には耳ざわりのよい健康情報があふれていますが、結局はバランスのよい食生活を送ることが健康を維持するための最短ルート」と呼びかけた。
写真=健康を維持するための食生活について語る岸田教授


