ことし12月で没後10年となる日本画の大家、故平山郁夫の作品展が14日まで、御坊市民文化会館で開かれている。主催は枚方市の㈱ほるぷA&Iで、「東日本大震災子ども支援チャリティー」として開催。版画などを展示販売し、収益の一部は熊本地震被災者支援、公益社団法人ユネスコ協会連盟の行う「東日本大震災子ども支援募金」に寄付される。

 平山氏は、日本画の源流を求めシルクロードを訪ね、三蔵法師が歩いた道を描くことを使命とし生涯にわたって創作。本展は、原画の縮小版の版画や巧藝画(複製画の一つ)で、1959年に描いた「仏教伝来」から08年の作品「祈りの行進ルルド」まで、「パルミラ遺跡を行く」「流沙浄土変」などの代表作40点が展示販売がされている。

 作品を鑑賞し、「尾長鳥」の購入を決めた小池佳史さん(66)は、「平山氏の作品は、ブルーやオレンジが有名ですが、緑が美しいこの作品が珍しく、一目で気に入りました。地元でこれだけの代表作を一度に見られるのがうれしいです」と話していた。

 主催者は「平山先生は奥さんが和歌山県出身という縁があり、高野山奥の院を描いた作品もあります。ぜひ日高地方の人に見ていただきたいです」と来場を呼びかけている。

 入場は無料、展示時間は午前9時半から午後5時半まで。同時開催として東山魁夷、中島千波ら日本美術の名作30点も展示している。

写真=代表作を40点を展示販売