県農水産物・加工食品輸出促進協議会が米国ロサンゼルスで初の物産展「和歌山フェア」を開き、県内の日本酒やしょうゆを取り扱う16事業者が参加した。会場のスーパーは日系人向けに日本の食材を豊富に取り扱っており、フェアは連日、日系移民の2世、3世の客で大にぎわい。和歌山にゆかりのある客も多く、御坊市のなれずし専門店「八ツ房」は商品が足りなくなる人気だったという。
県食品流通課が事務局を務める県農水産物・加工食品輸出促進協議会はこれまでも、東南アジアの台湾やマレーシアで青果物の加工品を中心とした県産品の物産展を開いてきたが、米国でのフェア開催は十数年ぶり。日系人が多く暮らすロサンゼルスのスーパーでは初の和歌山フェアとなり、マルカイコーポレーション系列の老舗店「TOKYO CENTRAL」で県内16事業者、日高地方からはなれずしの八ツ房(津村孝房さん経営)のほか、梅干し等を扱うみなべ町西本庄の㈱紀州本庄うめよし、マルヤマ食品㈱が参加した。
和歌山フェア全体では約150点の商品が並び、八ツ房はフェア期間中の今月15日から3日間、人気のなれずし(早なれと本なれ)を中心に、紀南名物のめはりずしも販売。客のほとんどは日系人で、どの人も魚の品質、酢加減など現地で流通している「NAREZUSHI」とは比較にならないおいしさにびっくりだった。
ブースを1人で切り盛りした津村記代さんは、「皆さん、試食をされて『おいしい』といってくださり、和歌山にゆかりのある方は『本当に懐かしい味』と買ってくれました。日系ではない白人の方も、『アメリカで作られるお寿司とはお米も味もぜんぜん違う』と喜んでくれました」と笑顔。早なれずしは調理室の一角を借りて現地で仕込んだが、商品が足りなくなるほどの人気だったという。
写真=なれずしが人気を集めた八ツ房のブース


