日高町が新年度から日高地方で初めて、「消防団応援の店」の新制度を導入することが決まった。応援の店として登録した町内の飲食店や小売店が、団員限定で割引や増量、ポイント倍増などのサービスをする取り組み。地域住民の生命と財産を守るため昼夜問わず活動する消防団員をサポートするとともに、店側の宣伝効果も期待できそう。
消防団員はそれぞれ仕事をしながら日頃訓練をし、火災だけでなく、大雨、地震などの自然災害にも出動。そんな団員に「お疲れさま」の気持ちを込めて全国的に消防団応援の店の制度が導入されている。本県内では田辺市と那智勝浦町が導入。「飲食店の100円引」「米販売10%増量」「宿泊料2割引」などのサービスが行われている。
日高町では、前消防団長の田端惠次氏から「団員の身分にプラスアルファとなることをしてほしい」との要望があり、事務局と協議しながら検討。町内事業所にアンケートも行ったところ、賛同する意見が多かった。消防団応援の店に対しては、町がA5サイズの応援の店表示証と団員90人の名簿を交付。団員は自動車運転免許証など本人が確認できるものを提示すれば、店側が独自に設定したサービスを受けることができる。団員の家族をサービス対象にするかどうかも、店側の判断に任せる。町内には居酒屋、すし屋、喫茶店などの飲食店や民宿、各種小売業、サービス業などがあり、担当課は「店側にとっては社会貢献店舗としてイメージアップや新規顧客の獲得のチャンスにもなる。20~30店の登録があれば」と話している。
4月1日から登録店の申請を随時受け付け、応援の店となれば、店舗名や電話番号、サービス内容などを町のホームページに掲載してPR。町の広報でも定期的に発信していく。今回の新制度導入には応援の店表示証などの印刷代のほかに予算の必要はなく、低コストの取り組みとしても注目されそう。問い合わせは総務政策課℡0738―63―2051。
写真=消防団応援の店の登録証を手にPR


