印南町商工会(中村泰介会長)の地域資源を活用した8つの新商品が完成し、7日、お披露目された。

 小規模事業者の持続的発展と地域の活性化を目的に、2017年度から中小企業庁の小規模事業者地域力活用新事業全国展開支援事業の補助を受け、「印南が誇る『鰹節発祥の地』の地域資源、ええもんつくるでぇ特産品開発事業」として、町内の事業者と協同で新しい商品の開発に取り組んできた。

 完成したのは、㈱いなみの里梅園(西ノ地)の「梅干屋のだしポン酢(まろやか・さっぱり)」、㈱ワークメイト(印南)の「椎茸だし」、稲田商店(島田)の「真妻わさび葉寿司」、小江若子さん(上洞)の「トマトジャム」、奥真妻活活倶楽部(同)の「真妻わさび金山寺みそ」、こだわり野菜SHIMIZUFARM(印南)の「はちみつとまと」、㈲浜寿(同)の「菊芋パン」の8品。この日、商工会館で報道関係者らを対象にして試食発表会を開いた。

 中村会長があいさつし、地域資源活用推進委員会の塩路正直委員長が事業を説明。海と空をイメージした印南町ブランドマークも披露した。新商品は3月から町内3つのゴルフ場や御坊駅前の丸仁商店で販売。中村会長は「ここからがスタート。印南町ブランドを前面に押し出し、新商品の販売を広げて地域の活性化につなげたい」と話していた。

写真=完成した新商品を手に事業者