公益財団法人モラロジー研究所主催の生涯学習セミナーが２７日に御坊商工会館で開かれ、約５０人がネット時代のモラルについて学んだ。
御坊モラロジー事務所代表世話人、村松貴子さんのあいさつに続き、同研究所生涯学習講師の掘井嘉久さんが「知って ネット時代に大切にしたいモラル～道徳で人生を豊かにする」をテーマに講話。「人生が決まる３つの要素は遺伝、環境、心使い。遺伝と環境は自分の力ではなかなか変えられないが、心は意識すれば変えることができる」とし、夫婦げんかの体験談など交えながら、「自分のことばかりでなく相手のことを考えればぎすぎすしない。日常の中で道徳を実践することが大事。ネット上のトラブルがひんぱんに起こるような情報社会の今だからこそ、相手を思いやりましょう。その気持ちの積み重ねが心をつくっていきます」と説いた。
後半はグループに分かれ、道徳について意見を交換した。
写真＝日常の道徳の大切さを語る掘井さん
