日高郡市ジュニアバレーボール連盟主催の第40回新人大会が13日、みなべ町の上南部小学校などで開催され、南部女子が5年ぶり8回目の優勝を飾った。6年生が引退し新チームとなって初の公式戦で、男女12チーム(1チーム棄権)が熱戦を展開。南部女子は要所でサーブが冴え、準決勝、決勝をフルセットで粘り勝ちした。準優勝の印南はまゆう、3位の日高、4位の名田ソレイユまでがシード権を獲得した。

 3チームずつ4組に分かれて予選リーグを行い、各2位の計8チームが決勝トーナメントで争った。

 決勝は南部女子と印南はまゆうが対戦。南部は唯一の5年生でエースの長瀬がサーブ、レシーブ、スパイクに大車輪の活躍。3、4年生も攻撃的なサーブで貢献した。石上貴一監督は「全国大会出場を決めている6年生のプレーに刺激を受け、弱気にならずバレーができ、上出来の結果に驚いている。これからも6年生を手本に伸びていってほしい」と選手をたたえた。印南は第2セットでフルセットの接戦を制するなど好ゲームを演じたが、一歩届かなかった。山﨑進監督は「アタックやサーブはよかったが、レシーブが課題。これから鍛え直したい」と巻き返しを誓っていた。3位は、日高が決定戦で名田ソレイユを下して入賞した。個人賞、全試合結果、上位入賞チームのメンバーは次の通り。

 【個人賞】優秀賞=長瀬日鞠(南部女子)、笹井美桜(印南はまゆう)▽敢闘賞=塩﨑彩也乃(日高)、森田唯生(名田ソレイユ)、横山登磨(南部男子)、滝口晴空(美浜ひまわり男子)、白井稟子(内原)、深瀬唯(美浜ひまわり女子)

 【結果】《予選リーグ》1組=南部男子2―0美浜ひまわり男子、南部男子2―0日高中津、美浜ひまわり男子2―0日高中津▽2組=印南はまゆう2―0川辺ひかり、美浜ひまわり女子2―0川辺ひかり、印南はまゆう2―1美浜ひまわり女子▽3組=内原2―0美浜VBC、日高2―0内原、日高2―0美浜VBC▽4組=名田ソレイユ2―0川辺流星、南部女子2―0川辺流星、南部女子2―0名田ソレイユ《決勝トーナメント》1回戦=名田ソレイユ2―0南部男子、印南はまゆう2―0美浜ひまわり男子、日高2―0内原、南部女子2―0美浜ひまわり女子▽準決勝=印南はまゆう2―0名田ソレイユ、南部女子2―1日高▽3位決定戦=日高2―1名田ソレイユ▽決勝=南部女子2―1印南はまゆう

 【メンバー】▽南部女子=石上貴一(監督)、石井尚之(コーチ)、小林万里子(マネジャー)、長瀬日鞠、築山奈那世、中田夕貴、庄司妃華、塩路里葉、火縄友基、岩﨑優月、辻本莉子、小谷梨央、東柚香、久保綾芽、山田悠月▽印南はまゆう=山﨑進(監督)、片山敬唯(コーチ)、田伏みずほ(マネジャー)、畑中里桜、笹井美桜、木下万稟、坂下心奈、玉置美桜、保川千紗都、稲谷穂華、中家朱梨、石橋妃那、鈴木仁菜、榊原千嘉、中井紀子、竹谷都希▽日高=﨑山忠士(監督)、鈴木英光(コーチ)、松本智衣(マネジャー)、塩﨑彩也乃、中瑚々美、志磨村琉眞、松本萌衣、鈴木愛梨、川瀬有紗、神森倖、西香名子、鈴木心菜、川瀬柚羽

写真=優勝を飾った南部女子